令和7年記録帳令和6年へ戻る

   2月9日 兵庫県水産技術センターの栄養塩情報(左) 西播磨の沿岸部の海域は一度も栄養塩が増えることなく2月に入ってしまった。一度ぐらいは増える事があるだろうと思っていたが、期待外れだ。

 次亜塩素酸ソーダの注入量を減らす事もな買ったと言う事だ。下水排水と関電の温排水は海の生き物を殺していると言う自覚がない連中だ。

 また、この事態を分かっていると思う漁業者も声一つ出せない漁業者に幻滅だ。今年の冬は季節風が良く吹いて私は出漁が先週は一日だけだよ、シラサエビと赤シタが家島諸島から沿岸部にかけて特に少なく酷い冬になってしまったよ、全て次亜塩素酸ソーダの被害だ。

 弁償してくれ・・・関電・下水局・・・。
   1月31日 左は今月28日に兵庫県水産技術センターの栄養塩情報だが、少しは増えたようだが・・・これではねぇ。兵庫県は対策を講じていると言っているが、間違った対策だと言う事を認識しているはずだが、認めないってことですよ、こんな簡単な事が分からないはずは無いでしょう。

 聞いた話では今年ものりの価格が良いと聞いている。想像だが有明のノリが悪いと言う事だろう。栄養塩が少ないと言う事は、植物プランクトンも少ない。それを捕食する小魚も少ない。その小魚を捕食する中型の魚も少ない事は明らかだ。

 中でも小エビは全ての魚の餌になる小エビ、これが非常に少ない状況になってしまった海になっている。次亜塩素酸ソーダは小エビに対し毒性がある事はソーダ工業会のデータシートに明記されている以上小エビの減少には説明がつくだろう。

 中でも、下水排水と関電の温廃水には大量の残留塩素が確認されている。当然責任がある事は明白だ。にも拘らず姫路第一火力の増設だと、経済産業省の責任は大きいだろう。
   1月19日 今月17日の神戸新聞、家島諸島のノリ養殖は順調と言う記事、「今年は栄養塩が豊富」とある。しかしDINで3前後と兵庫県の調査で出ている。ノリの色を保つには最低限の数字だ。

 以前は栄養塩は山から出てくると言って、植林が盛んにおこなわれてきたが、西播磨沿岸の沿岸部はDIN1以下だ。すると山から出ていない事になる。間違っていたと言う事になるだろう。

 真実は、そうです。私が言ってきた「次亜塩素酸ソーダ」が真実と言えるだろう。家島本島には下水処理場がある。この家島にある下水処理場の消毒方法は「紫外線殺菌処理」である。塩素殺菌処理はアンモニアを減らすが紫外線処理はアンモニアを減らさない。その為多くはないが栄養塩が沿岸部より多く保たれて入りと言う事だ。

 沿岸部には家島より大型の処理場があるが、全て塩素処理だ。それだけではない。関電の火発がある。この設備はすべて、海生生物を殺す為この塩素を使用されている。

 その量は想像をはるかに超える塩素量だ。平成17年5月にこのサイトで残留塩素の測定結果を公表して約5年間は減らしている事は我々は確認している。

 再び塩素注入を増やした年は平成22年4月であることも確認している。東電の原発事故以来休んでいた関電の火発は運転を開始して以降栄養塩は下がり続けてきた。一時は冬場だけ塩素の注入量を減らしてきたが
近年減らしていないようだ。その根拠は、終焉の護岸にあおのりの付着が確認できないからハッキリ言える。

 関電はこの残留塩素は放水口前では「確認されないこと」と細目書には明記されているがこれを無視している。それなのに設備更新とは厚かましいお願いだ。

 この度、設備更新に反対のお願いを聞いて頂いた方たちには、お礼を申し上げます。ありがとうございました。
 
   令和7年1月9日 兵庫県水産技術センター7日のデータが出ていた。これを見ると当然の結果だろう。
 姫一が増設の計画に反対の意見を言えない組合側、県漁連情けない話だ。

 私ははっきり言っておくよ「大反対だ」心ある方は関電に反対だと意見書を送って頂きたい。
今回の意見書はメールでは受け付けていない。卑怯な対策だ。

 大阪ガスは、デジタル対策であったが、関電はペーパ対策だけである。環境に配慮の無い関電の一言だ。
海を壊しても増設を計画する関電には呆れてものが言えない。