ま と め

 なぜこのページが必要か? 2005年5月12日に中部析水苑の放水口の残留塩素測定結果
のページに測定器の写真を貼り付けてから。関電と姫路市中部析水苑の放水口から残留塩素が検出されなくなっている事から、このページが必要になりました。(私が持っている測定器)

 まづ、私の持っている測定器は水道用の簡易測定器 形式EW−500 タニタ製
私が思っていたのは、もっと少ない残留塩素濃度と思っていた。結合塩素が少量だとおもっていたのでこのような測定器では検出されないと思っていたのが本当の所です。

 また、測定結果を貼り付けてから、慌てて塩素量を減らしたのは、ばれたと思った証拠だ。つまり、海を壊すことが分かっている証拠とも言える。悪い奴らだ・・・ちょっと言葉が悪かったかな!!

 大学当局も同じ考えだったと思います。あまりにも高い数字が出たことで博士から「慎重に」とお断りがあり、これは、遊離塩素及び結合塩素が別々に出されています。
この測定は2月と3月に二回行われています。二回とも予想以上の結果が出ています。

 そこで、関電、姫路市下水局が説明もせずに塩素量を減らして、責任回避を企ている事への警告のため、すでに測定済みである事を言っておく。二回測定して二回とも似かよった値が検出されている。今頃減らしても遅い。どうして始めの抗議時に認めて減らさなかったのか?一度ならず二度三度嘘を重ねたのか?理解できない。

 関電は海水を電気分解して塩素を採り出し、その塩素を海水に投入して殺菌目的で使用する。この時にはアンモニア態窒素を減らす事は確実だ。その採り出す塩素量で窒素減少分を計算できることも判明している。

 また、アンモニア態窒素が存在する海水に塩素を投入すると栄養塩であるアンモニア態窒素が消費され減少されるのも判明されている。

 海苔の色素減少には窒素と燐の比率が関係している事もお世話に成っている大学の研究発表で判明、窒素を減らせばこの比率が変わり栄養分の吸収力が下がるのも判明している。

 「養殖ノリの生育に及ぼす塩素殺菌都市下水処理水の影響」(1986年7月8日受理)この文献に、処理水中の物質と塩素の反応で作り出される有機ハロゲン化合物と遊離塩素自体で、証明されている。

@ 遊離塩素自体が強い殺菌力〜酸化力を有し、殺菌の機構は遊離塩素が細胞膜を透過して、細   胞内酵素と反応、ないしは酵素を破壊する。

A 海産の汚損付着生物の防除に利用され、効果を発揮している。

B 活性汚泥処理水にはアンモニア性窒素化合物の他に多数の有機・無機物質が残存しており、こ  れらと遊離塩素が反応してクロラミンのような結合形有効塩素(以下、結合塩素と略記する)や   クロロホルムをはじめとする多数の有機ハロゲン化合物を生成する。残留塩素は低濃度で海産プ  ランクトンの増殖に阻害を与え、また有機金属化合物の酸化分解によって金属が有害性をます事  が指摘されている。

 また、最終ページ「要約」 5)活性汚泥処理水に遊離塩素を注入した塩素処理水を添加した培地で成長阻害が認められる最低の初期遊離塩素濃度は0.017rcl2/l以下であり。となっている。
漁場内で2002年2月18日の調査でこの数字を大幅に超える数字が出ている。遊離塩素が漁場内で認められるような海は無いだろう。いかに酷い漁場であるか分かって頂きたい。

 また、水産用水基準には結合塩素の基準は定められていないが、塩素処理水のノリの生育への影響が遊離塩素よりもはるかに強いところから

 関電側は窒素が減少すると海苔の色落ちが発生する事は、話し合いの席で認めている。したがってアンモニア態窒素を減少させている関電が、直接的に関わっている以上、関電が信犯人と言える。
また、東部析水苑の排水からも残留塩素が関電と同じ数量の残留塩素が検出されている以上、間接的には下水も信犯人と同じと言えるが、海水を電気分解して塩素を採り出していない。
この時が一番減少させていることは、分析の結果3.8kg/h減少させている事実がある。これがノリ色落ちの信犯人と言っても言い過ぎではない。確信をもって言える。

 これだけは、はっきり言っておきたい埋め立てや増設には「地域発展の為協力を、迷惑は掛けない被害が出たら弁償する」必ずこの言葉が出るそれで騙されてきた。
「補償問題は解決している」これについては、埋め立てた所で文句を言っているのではない。海に毒性のある物質を流している事に抗議している減らしたから責任が回避できる分けが無い。