はじめに

このホームページを立ち上げた目的は、関電と終末下水処理場の排水によって姫路沖東部海域の海苔漁場を壊されて黙って引き下がることが出来ない、漁師の執念で立ち上げた。それによって思わぬ事実が判明した。三代目のHPである。最後まで見ていただいたら、ご理解出来る事と思います。

1)関電が流す温排水は「栄養塩」を減らしている。海苔の色落ち被害は関電が原因であることも判明した
2)姫路市の下水処理場の排水は塩素処理によって海生成物に毒性がある物質、有機ハロゲン化合物を生成して海苔養殖に、大きな被害を与えている。
3)姫路市の下水処理場は有機物も大量に排出して、赤潮の発生源にもなっている。また、これら  の有機物は海底にたまり、ヘドロの発生源でもある。それによって、硫化水素も発生海底の生物、底引き網に入る魚などに大きな被害も出ていることも判明している。

以上三つの問題を取上げ、問題点を科学的に分析し海を壊している原因を解明しているページです。

 “これ以上の証拠は要らない。全て揃っている”
平成20年5月26日(アップ)姫路市が大学の調査を否定している事から、書き足しておきます。
 姫路市の言い訳の中に、「兵庫県立大学の調査結果は信用性に欠ける」この根拠として直接指導に当たった教授からこの言葉を引き出してきたと言う事だ。

 何回も言っておきますが、大学の調査で抗議をしているものではない事を、栄養塩に関しては、“関電の約10年間で40億円掛けた調査結果”何処で使ったのか?分からんが、関電が言った言葉だ。関電の調査結果を元に抗議している事を。

 また、残留塩素に関しては、大学側が調査した結果に、私がこの数字ならミズミルで測定できると判断をし、メーカに注文し購入して、自分で確認をした。だから確実に自信を持って言い切れる事を宣言しておきます。(大学による二回目の残留塩素測定時に全塩素測定試薬で発色している事実は隠しきれません)

 だから、姫路市がいくら言っても駄目だ。嘘をついても専門家から見ると一目で嘘と決め付けられる。だけの証拠を公開しているという事だ。

 この調査を否定する姫路市や兵庫県は、これからの日本を背負って行く、研究生に“恥ずかしいと思わないのか”大学まで圧力をかけて兵庫県人として言っておく。
“恥ずかしいと思わないのか愚か者が” 『埋め立てだけで「栄養塩がなくなるのか?」「残留塩素が発生するのか?」』バカたれが・・・

平成17年10月6日 今日は、私が兵庫県立大学の環境人間学部熊谷博士の協力を得ることが出来た経緯を説明させて頂きます。
 
 2002年の3月中頃にNHKの報道記者が大学の熊谷博士研究室で会わせて下さったのが最初です。この時に漁場での色落ち被害を説明し関電の調査資料を見て頂いた。その資料をコピーし「検討して調査が出来るか判断をします」と返事を頂いた。この時に熊谷博士から「地域に貢献するのは大学の使命です」と有難いお言葉を頂いた。
 検討の結果「4月1日に事前調査をします」と熊谷博士からお返事を頂、早速NHKの報道記者に連絡すると調査には報道記者も同行すると返事を頂いた。

 その結果「とりあえず1年間調査をします」との有難い連絡を頂いた。その結果今年3月まで調査が続いたと言うわけです。

 NHkの報道記者様は1年の調査結果が出る前に、弁護士の先生を紹介すると言って下さったが私の考えはテレビでの報道が目的だったのでそれっきりになってしまいました。
 調査結果は関電の調査結果と同じ結果が出ていたから報道することは何も問題は無いと私は思っていました。それに、海水を電気分解するとアンモニア態窒素が減少するのは専門家の間では常識の話で報道することに何も問題は発生しません。
 また、報道出来ないなら大学まで私を紹介することは無かったと思います。NHKは公平な立場と思っていましたが、民間のテレビや新聞と同じだとしか思えなくなっています。

 2002年4月1日の調査時の写真を見るのには熊谷博士のhttp://www.shse.u-hyogo.ac.jp/kumagai/フィールドワークの写真集をご覧下さい。
一番下にノリ色落ち調査があります。熊谷博士“環境分析研究室”をご紹介、(無断リンクです了解は取っていません)
 またこれ以外に別個でNHKに提言しましたが私の資料はお蔵入りになっています。この時にハガキでお返事を頂いています。このハガキは後日写真で掲載予定・・・
@
05・12・23日アップ
左の写真は、NHKが地球温暖化に付いて意見を募集していたので私の意見を送った所このハガキが帰ってきました。
送った内容は、北太平洋で植物プランクトンが減少しているのが、温暖化を加速させているので植物プランクトンを増やすのが一番早道だ。と言う内容。原因は日本の海で植物プランクトンを悪者にしていることが、海から栄養塩である。窒素・燐の削減政策を招き、結果的には北太平洋で植物プランクトンが減少している。
 カナダと日本の研究者がカナダ近海と赤道付近だで鉄分を撒いて植物プランクトンを増やす研究をしているのが良い例だ。
 日本の近海で鉄分はあるが窒素・燐が少なくなっている。ノリの色落ちを見ればよく分かる。栄養豊かな海には植物プランクトンが多いのは常識だ。新聞記事のページを見ていただいたら良く分かって頂ける。見るにはこちら戻るにはブラウザの戻るでお願いします。
(この大きな問題をお蔵入りは無いでしょう)
栄養塩を減らすものすべてが犯人だ。植物プランクトンが栄養塩を減らしていると言っているが、プランクトンが死んだらまた、栄養塩に戻るこれを繰り返すから発生する海域では常に栄養塩を造りだしている事になる。だからその海域では、ノリ色落ち現象は起きる事はない。

網干沖を見たら分かることだ。網干沖はノリ色落ちは起きていない。
A
東部析水苑(終末下水処理場)のある八家川河口から流れてくる排水でノリ芽が流出した海苔網、根元部分だけ残して葉先が流れる。
色の黒い海苔ほど良く流れるのが特徴である。
この現象が起きるのは、10月後半からである。水温が下がると起きる。つまり、分解速度がこの現象を起しているわけだ。暖かい年は11月に入ってから流れる。
B
左の写真は夢前川河口から、約一キロ上流国道250号線の南側約300メートルの地点です。長年に渡り,青海苔、アサリなど貝類が絶滅していた所ですが、2002年からアサリが取れ出している。原因は、下水処理場の排水を流さなくなった事が大きく関係している。この写真手前真ん中あたりに白くなった新しくコンクリートを流した所から姫路市のバキュウムカーで集めた下水処理場の排水が流されていた跡である。
現在は、中部析水苑に下水管で誘導しているから流さなくなっているのだ。
この河口付近は以前、ノリ類アサリなど貝類は沢山取れていた河口であった。
近年至る所でアサリが取れなくなったと聞くが取れだした所があるのは初めてだと思う、原因は下水処理場である。
C
左の写真は、昭和49年から平成12年までの、播磨灘栄養塩濃度の記録である。これによると54年をピークに下がっている事が分かる。
昭和55年と平成6年が大きく下がっている。二回とも関電が増設をした年と重なる、偶然ではない。

網干沖と白浜沖の間に、関電が温排水を流している。温排水は水面を流れ白浜沖にはその日のうちに到達するが網干沖には到達しない。
潮の満ち引きに関係がある。引き潮の方が良く流れるから網干沖には被害が出ない。
最低限必要な栄養塩濃度は、DIN5μgat/l これを下回ると色落ちが発生する。このグラフで見るとDIN4μgat/ を少し下回っている。
播磨灘が枯れかかっていることは事実だ。
D
左の写真は、2003年2月3日発表のデータを写したものです。
単位はμgat/lです。この年は1月の初めから色落ちで生産はストップした年です。順調に行けば、4月10日まで、生産できる漁場です。約3ヶ月分の被害です。

姫路市民約50万人都市の窒素・燐が出ています。色落ちの起きる海ではありません原因は、窒素・燐を減らしている企業がいるからです。
E
左の写真は、2004年2月9日発表のデータを写したものです。この年は植物プランクトンが少ない年でした。それでも栄養塩は無くなり色落ち被害が発生しています。

なぜ、栄養塩が減少したか。はっきりしています。この漁場の北西約4キロの地点に温排水を流している、関電が減らしている事実があります。
姫路第一火力発電所が毎日300万トンの海水から、窒素を半分に減らし、その海水を姫路第二火力発電所が吸い込み毎日600万トンの海水からまた、窒素を半分に減らしている、この事実を企業も市も県も隠している。はっきり言って嘘をついている。
以下のページで証明した。
F
左の写真は、市川と揖保川の栄養塩データと下水普及率の比較データです。これを見ると一級河川である揖保川と二級河川の市川と栄養塩濃度を比較すると揖保川は市川の半分程度の栄養塩濃度である。
揖保川流域で終末下水処理場が整備され平成6年ごろから下水排水量が増えている。この時期から揖保川河口でアサリが半減していると河口域の漁民が新聞で訴えている。記事を見るにはこちら戻る時にはブラウザの戻るでお願いします。
『揖保川の水が綺麗になったと新聞などで報道されているが、その分海が壊されている事になる。しかし、川も栄養塩類が減少して川自体も枯れている事を認識しなければならない』終末下水処理場は最悪の施設であることを言っておく!!