残留塩素による被害対象

このページは地先漁協以外の漁業者から「ノリ以外に被害が出ている他種漁業の事も分かりやすいように説明を入れるほうが、理解を早めると思います」とのご指導があり追加します。

食物連鎖の底辺にある植物プランクトンを悪者にしてきた結果だ。この施設が出来てから自然循環のバランスが崩れた。終末下水処理場の排水はもう一度10キロから15キロ上流までポンプアップすると甦る。(注、2005年5月12日に中部析水苑の放水口の残留塩素の測定写真を貼り付けてから、東部析水苑の放水口と関電の放水口も中部析水苑も全て、私が購入した塩素測定器では検出されなくなっています。)が結合塩素は出ているものと思います。これからの監視活動が重要だと思います。がこれを測定するにはもっと高度な測定器が要ります。


終末下水処理場を造ると川が壊れる。 この施設が出来ると川の栄養分が無くなる。川自体が枯れてしまうと言った現象になります。水は綺麗になっていますが、貧栄養状態です。その上、水量も減少する。
終末下水処理場の放水口周辺ではで黒いドロつまりへドロが近年かなり沖合いまで広がっています。参考記事を見るにはこちら戻るにはブラウザの戻るでお願いします(上から7つ目の記事が参考になります) この施設が出来る以前と比べると大量の有機物、無機窒素が海域に流れ出る。この有機物が分解されずに海底に溜まる。つまり、ヘドロです。
このヘドロは、普通にいけば分解されて栄養塩に変わりますが、終末下水処理場では、海域に流す前15分間次亜塩素酸で殺菌する。このときに、処理水中の様々な物質特にアンモニアとの反応で結合塩素(クロラミン類)を作り出す。また、この物質は残留性が高く長時間分解されずに周辺を漂う。これが放水口周辺の海域の微生物つまり、分解菌を殺してしまいます。だから、ヘドロがいつまでも分解されずに蓄積され。やがては硫化水素になり海底の生きものを殺してしまいます。(遊離塩素、結合塩素の毒性はこちらのページに詳しく載っています)
これによる被害魚種及び職種
(微生物やプランクトンを殺してしまう。海苔類にも毒性がある)
アサリなど二枚貝・・・アサリ獲り漁
車海老、カレイ、・・・ 刺し網漁、底引き網漁、定置網漁
メバル、アイナメなど
海苔類     ・・・ ノリ養殖
関電と周辺の終末下水処理場から大量の残留塩素により栄養塩の減少引き起こし、特に近年2月になると栄養塩がDINゼロ、コンマ以下にまで下がるこれは、完全に海が枯れたと言える。これは、特に植物プランクトンの減少を招いている。
小魚(稚魚)は餌として植物プランクトンや動物性プランクトンを食べて生きているその餌が少なくなると小魚も少なくなるのは常識です。(新聞記事にも多数掲載があります)
小魚(稚魚)  ・・・ シンコ漁(パッチ網)シラス漁
ノリ色落ち   ・・・養殖ノリ

全ての魚が減少している。(例外としては単種類の魚が多い年は確認されている。これは、天敵が少ない年と思われる)

とにかく干潟を壊しているのが残留塩素だ。これがどこから流されているのか?分かっている。排出量も確認済みただし、2005年5月12日以降減らされているのも確認済み。減らしたからと言って、海を壊して来たのが“免れるはずが無い”
栄養塩量に合せた魚だけしか繁殖しない。(魚が少なくなっているのは栄養塩が少なくなっていると言える。これはデータにもはっきり出ている)その上残留塩素の被害だ・・・ 現在の播磨灘の不漁は全てこれだと言える。漁業者が声を出さないと誰もこの問題は口にはしてくれない。

専門家が海を壊したとも言える。
植林について、20キロ、30キロ上流に植林しても川を流れている間にアンモニア窒素は分解されて亜硝酸と硝酸に変わり少量になってしまいます。鉄分は増えるとい思います。

 赤潮が発生している現在では鉄分は問題ないと言える。

  植林を否定していると思われては困ります。植林は良いことです。機会があれば参加したいと考えています。
近年漁業者が山に木を植えると言うのをよく耳にします。私も経験しました。これは、海に栄養分を増やす目的で行われているはずです。
 
 しかし、川の途中で水道水として取り込み、やがては生活排水として下水道に流され、(この時は窒素は大量にあります)それを終末下水処理場で約半分に窒素量を減らす(平成10年ごろは17mg)現在は7mgまで減らしていると言っていました。(中部析水苑)

 この施設を高度処理施設に変えるとこの半分にまで減らすそうです。が姫路市は高度処理施設はありません。

 いずれとも全窒素です。分解される前の有機窒素です。一般に言われている「栄養塩」は分解された無機態窒素のことを言っています。

 その上に関電が姫路市第一、第二、合せて1日900万トンの海水から栄養塩を半分に減らす。これは、アンモニア窒素を減らしています。
 水産学博士から「窒素、燐は生き物から生き物へ移り変わって循環するのが理想です」と説明されていました。
 
 発電所や下水処理場で窒素や燐を減らす事は、この理想から外れた行為と言える。
この行為で海が壊れてしまったと言う事です。