平成一八年3月記録日記

3月31日 明日(4月1日)最後のノリ施設明日撤去、2日には底引き網がノリ漁場内に入る。また、灯台上げは3日以降、日にちは未定のようだ。昨年は何か分からないが虫が多く魚は取れなかったようである。今年は?予想、プランクトンが多かった分魚も増えていると思うが栄養塩が少なかったから何とも言えないと言ったところか・・・念のため、私の網はこの中では操業できません。
3月30日 (ひとり言また日にち間違った)
 昨日の説明での窒素、燐は栄養塩です。分かりやすく言うと無機態窒素です。有機物ではありません。
そこで、有機物を流しているのは何処か?代表となる施設は終末下水処理場です。昨年中部析水苑のCOD濃度は7ppmと所長から聞いている。魚が住める濃度は5ppm以下。ちなみに、平成10年は17ppmだった。

また、今日は赤潮のぺーじに著書“海からの手紙”から「生活排水による負荷」について詳しく説明があったのでまた写真でアップしています。興味のある方はご覧下さい。見るにはこちら赤潮の発生源だと分かっていただける。
3月29日 (27日の続き)豊かな海を造るとは、
@ 窒素、燐が多くある海域には鉄分を撒き植物プランクトンを繁殖させることにより豊かな海を造る。
A 鉄分がある海域には、窒素、燐を撒くことにより、植物プランクトンを繁殖させると豊かな海が出来る。
 この二つは新聞記事のページに証明できる記事があがっています。以上のことから植物プランクトンを悪者にすることは、海を壊す行為としか考えられない。
 反論があるなら「なんでも掲示板」で反論させてやる。関電、姫路市、兵庫県へ・・・
3月28日 今日は海の様子を見に沖に出て底引き網を入れてきたが、魚が入ってなかった。言っておきますが“棒こぎ”です。違反ではありませんよ、まだ早いと言った所かな・・・
3月27日 今日は、新聞記事のページに紹介している「マリノフォーラム21」に付いての豊かな海をどうして造るのか。私なりの解説をする。
 この計画は始めは2000年外海での計画でした。この話を兵庫県の海の専門家に聞いた話は「外海には窒素・燐はあるが鉄分がないから無理だろう」と説明されたのを覚えています。
 それから3年目2003年には、こんな記事が。相模湾で深層水(300メートル)を20メートルから30メートルの所まで汲み上げて撒き魚を増やすと言う計画に変わっていた。
 やっぱり専門家が言った様に鉄分がある所に変わっていた。この計画は植物プランクトンを増やしそれを食べる小魚を増やし大型の魚も増えると言う計画だ。

 小魚がいると植物プランクトンを捕食する為、異常繁殖(赤潮)を引き起こさない。正常な海と言えるが、ノリの色落ちが起きる海はその小魚や貝類が少ない。ではなぜ少ないか。終末下水処理場で流す排水中には残留塩素自体の殺菌力と反応性物質による海生生物の抹殺により小魚や貝類(巻貝や二枚貝)の減少によりプランクトンの異常繁殖を引き起こしているのは明白な事実である。
 またこの海域では海底にたまった有機物の分解に必要な微生物も抹殺する為、海底では硫化水素が発生し常に悪循環を招いている。
 これは、関電も同じ被害を撒き散らしている。その上、海水を電気分解して塩素を取っているため「栄養塩」で一番肝心な“アンモニア態窒素”を半減し低栄養塩海域を作り、新種のユウカンピアを誘発し更に栄養塩を減らし特にノリの色落ち被害を招いている事は明白である。
 反論があるなら、「なんでも掲示板」で反論をさせてやる。書き込め・・・
3月26日 左の写真は、ご存知の方もおられると思いますが、2002年4月6日、植林に参加した時の写真を紹介しておきます。

 昨日の続き。今日は兵庫県に公開質問書を提出する。
@ プランクトンを増やすのが豊かな海を造るのか?
A プランクトンを減らすのが豊かな海を造るのか?
 一週間以内に返事を頂きたい。返事は「なんでも掲示板」に書き込んでいただく。返事がなければ今まで間違った行政を行ってきたと解釈させていただく。
3月25日 今日は植物プランクトンを悪者にしている兵庫県の専門家(水産技術センター)に一言。
 「漁民の森づくり」は植物プランクトンを増やす為行われている。“豊かな海”をなどと言って植林をしてきた漁民は、ここで疑問に思っていると思う。海の栄養分を増やす為に植林をしてきたが、植物プランクトンが繁殖しノリの色落ち被害が発生した。それでは、何の為に漁民が植林をしたのだ。
 私も行った事がある。そこでの説明は、フラボ酸(鉄分)を海にと言う説明があったことを覚えている。この植林には国土交通省から補助金が出ていた。国の補助金を使って、漁民が森に植林して、その結果がプランクトンの繁殖でノリの色落ち被害だ。何処か可笑しいと思いませんか?

 プランクトンを増やす事が悪いなら植林をすることは悪いと言う事になるだろう。違うのか?兵庫県
続きは明日・・・
3月24日 今日環境省から、「中央環境審議会 水環境部会 総量規制専門委員会(第14回)の延期について」どうやら窒素・燐の総量規制がまた、見直しになるかもしれない。詳しくは下をご覧下さい。
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=6983
 今まで瀬戸内海での窒素・燐を減らしてきたが昨年総量規制が見直しになりこれ以上減らす必要がない。と決まっていたものだと思うが、今漁期、岡山、香川、兵庫で植物プランクトン特にユウカンピアが発生し大きなノリの色落ち被害が発生しまた考えが変わったのかもしれない。
 私の意見を言っておく。その必要は無い。終末下水処理場の問題点を変えれば問題は解決する。夏の間に播磨灘の海底にたまる栄養塩量が減少しているのが最大の問題だ。明日は植物プランクトンと植林の矛盾に付いて、思うところを軌条
3月23日 昨日の「海苔タイムス」にはこんな記事も。「上海でコンビニが沢山あり、成長産業です。年々中国が経済成長して行くと、日本に輸出するノリが無くなるのではないかと感じます」
 中国でおにぎりを食べる習慣があるのか?ちょっと疑問に思う。色の悪いノリは、綺麗な水で育ったノリと言って売り込んだら同かな・・・そうなると生き残れるかも・・・
3月22日 今日「海苔タイムス」が来たので紹介。読んでいただいた方が良く分かると思います。「西播は引き続き地先の河口に近い漁場のみで生産中」とある。このような紹介だと川の栄養塩で色が良いと誰でも思ってしまうが、これは大きな間違いだ。今年は雨が多いこのような年でノリの色が悪くなるはずが無い。これは川に栄養塩があった場合の話だ。特に一級河川は栄養塩が少なくなっている。姫路国道河川局のホームページを見て頂いたらお分かりになる。
 今の海はプランクトンも多くはいない川に栄養塩があったら全ての海域で栄養塩が増えなければならない。三週間前の話を紹介。ノリ養殖の資材メーカの方とお話をした。その方が言うには「こんなに雨が多く降っているのに何でノリの色が良くならないのかと東播でも言っている」と聞いた。
 川に栄養塩が無い調べたらよく分かる。河口域では下水処理場の排水があるから増えているだけだ。
私の区画51号漁場でも関電の排水が無くなれば間違いなく。網干沖の海苔には勝っても負けることは無い栄養塩というものは東に行くほど増えて行くのが常識だ・・・分かっているのか?関電・・・
3月21日 (ひとり言、前日の、ひにち入力間違い。訂正した)
 やっとアンカーが上がった。後は底引き網がノリ後に入る前日(ひにちは未定)の一斉撤去と灯台上げで今漁期終わり。
 これからは底引き網が本業になるが、四月からの許可漁業だから今は出漁は出来ない。冬の漁具は持っていないので、行きたくても行けない事情がある。
 昨日までの説明は私が調べたものではありません。「海からの手紙」による。後日写真で貼り付ける。
3月20日 今日は、今までの説明で植物プランクトンが必要だと分かって頂いたかな?アンモニア態窒素を海水中に一定量固定するには動物プランクトンを増やし、それを餌として小魚が育ちまた、小魚を大型の魚が餌とし全ての魚が増える。これが普通の海の姿である。
 植物プランクトンが異常繁殖するからと言って、塩素でアンモニア態窒素を減らす事がが如何に悪いか、ここが海を壊している最大のポイントである。

 私が、関電温排水と姫路市下水排水にこだわる所を分かって頂けたかな?この両者は未だに残留塩素を流し続けている。姫路市は家島に、紫外線殺菌処理下水場を造っている。これは、残留塩素が悪いと認めている。決定的な証拠だ。
 姫路市よ飾磨野田川河口に造っている程度の低い下水処理場の殺菌方法を紫外線に変えなければ野田川に流ささない。分かっているか。
3月19日 なぜ小魚が少ないか?その前にちょっと一言 昨日の中で小魚が食べるのはプランクトンと、だけでしたが、動物プランクトンを小魚が食べる、です。今年はイカナゴのシンコは昨年より多いそうですが今年はプランクトンが多かったので魚は今年に限っては多いのではないかと思われる。当然海底にも多く溜まるのは栄養塩です。動物プランクトンや魚はアンモニア態窒素を排出してくれます。ちなみに、夜光虫はどちらにも当てはまらないそうです。中性か?しかしアンモニアを排出してくれるそうです。
 
 動物プランクトンが多く住む所は海岸より、多くは干潟などの藻場この海域を下水排水や関電の温排水から流れ出る残留塩素が殺している。これが原因で小魚が減少することによりアンモニアが減少すると言うことが分かる。秋から冬にかけてアミ(エビ)が河口や港の中に水の色が赤くなるぐらい入って来ていたが。
 ノリの色落ち被害が出始めてから、アミの姿が消えた。小魚が少なくなった分アンモニアが海から少なくなっている当然亜硝酸も硝酸も少ない。

 このような事から、 ノリの色落ちを防ぐのは栄養塩を増やす事が重要であり、植物プランクトンが増えるから栄養塩である窒素を減らすと言う考えは大きな間違いだとハッキリしている。お分かりかな・・・

 何回もい言うが分解された窒素が栄養塩で三体窒素の事を言います。これは「アンモニア態窒素・亜硝酸態窒素・硝酸態窒素」この三つが栄養塩です。始めの物質アンモニアは簡単に分解されるが亜硝酸と硝酸は簡単にはなくならないが亜硝酸は分解が進むと硝酸に代わる。代わった硝酸はまた、亜硝酸に還元する。
これは、理学博士のホームページに公開されています。
3月18日 嬉しいお知らせ、「なんでも掲示板」に書き込みがあった。あきらめていた所だったので、改めてお礼を。“有難うございます”これからも宜しくお願いします。
 昨日の説明の中で、「一部では変わらないところ」について説明。
 簡単に言うと終末下水処理場の排水域だ。平成10年に姫路市中部析水苑の排水を私が調べた栄養塩量はDIN714μgat/l だった。このほとんどがアンモニア態窒素だこれ自体は分解されているから“無色透明”である。見た目も綺麗な水だ。海苔の色はこのアンモニアが多いほどノリの色が黒くなると言うことである。
 また、このアンモニアは分解が進むと亜硝酸態窒素に変わる。亜硝酸が更に分解すると硝酸態窒素に変化する。
 この三つの窒素の中でアンモニアは簡単に分解されてしまう。だから、播磨灘の真ん中までこのアンモニアが流れていく事は無い。ではどのようにして流れ着くか。まず、川から流れ出た鉄分と窒素・燐などと結合し植物プランクトンをつくるこれが灘中央部まで流れ着き海底にたまる。プランクトンだけでなく食物連鎖を繰り返しながらたどり着くと言うわけだ。これは、夏の間に溜まる。ではなぜ夏か?夏は水面の温度が高いから鉛直混合が起きない。夏はひたすら海底に栄養分(窒素・燐)をためる。
 この夏に溜まる栄養塩量が少なかったら、栄養塩が無くなる時期が早くなり、ノリの色落ちも早まる。
 これは、ノリだけではない。魚にも言える事だ。栄養塩が多くあるとプランクトンも増える。するとこのプランクトンを食べる小魚も増える。これが食物連鎖である。
 今の播磨灘はこの小魚が少なすぎるこれが問題だ。なぜ少ないか? この後は明日・・・
3月17日 今日は、輸入ノリについて、思うところを記しておく。
 輸入ノリは中国ノリが対象になる。この海は窒素垂れ流しの海だろう。兵庫の海は一部では変わらないところがあるが、赤潮が発生するのが悪いと言って窒素を減らしてきた。その結果がノリの色落ち被害と言う大きな問題が発生したことで、「窒素・燐の削減第六次総量規制」対象から外れた。しかし遅すぎた。
 これからは、ひとりでに減少して行く下水処理実施率が上がるからだ。このような海と中国の海で競争しても勝てるはずはない。ノリの値打ちは色で判断するからである。国の「競争力強化対策」で補助金が出るそうだが色の悪いノリを大量に作る対策では、溝にお金を捨てるようなものだ。
 その説明を聞いたが、私のような立場の生産者はこの補助金を使う条件を満たすことは出来ない。ハードルが高すぎる。早い話が「弱小ノリ生産者の切捨てが始まった」と言うことだ。
 2016年には26%のノリが輸入されることが判明している。日本のノリ養殖漁業者の26パーセントは辞めるはめになっているのは確実だ。将来は50億枚が入って来ると見積もっている。
 本当の「競争力強化対策」は播磨灘にアンモニア態窒素を増やすことが対策である。ここで大きな問題のある、姫路第一火力・第二火力の海水を電気分解して次亜塩素酸ソーダを採るのを辞めさせなければならない。簡単なことだ。冷却水のリサイクルをすればよい。これだけだ関電分かっているのか??・・・返事をしろ
3月16日 昨日、残留塩素測定結果のページに測定器のメーカー名が違うとご指摘のメールが届き確認した所、私の表記間違いと判明し、正確なものを付け加えました。
「アメリカハック社(Hach)のポータブルタイプ多項目水質分析計DR/2010(日本の代理店はセントラル科学)」
これが正確なものです。ご迷惑をおかけしました。
 これ以外のご指摘もありましたが。私の能力ではお答えできない範囲の質問でした。
 有難うございました。
3月15日 今日早朝からアンカーを揚げて午後は3時から水産技術センターへ
“ ノリ輸入問題にかかる「ノリ養殖業構造調整・競争力強化対策事業」の説明会について”
この説明会に出席してきた。その結果は、まだ確定ではないが、私のような小規模ノリ養殖漁業者は切捨ての話だ。酷いものです。始めから格差が付いている。壊された海では国際競争力などある筈がない。
 「壊したのは、関電だ、姫路市下水処理場が犯人だと言ってきた。」 
ついでに、窒素垂れ流しの中国と兵庫の海の窒素量とは勝負にならないとも言った。これからは機会があれば言ってやる関電・関電・かんでんと・・・嘘だと思うなら水産課で聞いてみれば・・・
3月14日 今日は、栄養塩の広がりに付いて、かなり以前にラジオで聞いた話を紹介。「西播の揖保川などから流れ出た栄養塩は鹿の瀬辺りまで流れ着く」その昔は栄養塩の大半は川から流れ出ていたが、今では終末下水処理場から出ていることが、あまり知られていない。特に一級河川は窒素量が少ないこれは事実である。揖保川も加古川も河口では終末下水処理場の排水が混ざった海域では大量の窒素が確認されている事を見逃している。「海苔タイムス」では河口周辺だけノリの色が良いと紹介されているが、下水排水のことは紹介されてない。
 赤潮と呼ばれるプランクトンの繁殖もこの下水排水が原因だ。特に姫路市は活性汚泥処理を行っている関係有機物が多く流されている。ノリの色落ち被害がプランクトンと言うなら姫路市だ。バリカン症被害と合わせると被害額が多くなるよ。早く弁償して何時までも待てない。乗り込んでも良いのか?今度は三度目になる。だまっては帰らない。それぐらいは分かるだろう・・・
3月13日 また、寒い季節風が、少し栄養塩が増えそうな気配だったが、こんな風が吹くとまた、栄養塩が少なくなりそうだ。
 昨日に播磨灘の表層の潮流を表した図を赤潮のページにアップした。興味のある方はどうぞ・・・
姫路沖で栄養塩が減少しているのは確実で、この栄養塩の少なくなった海水は播磨灘全域に広がっているのが確認できます。
3月12日 今日は、このホームページの訪問者の方にお願いがあります。下水処理場も電力も必要なことは分かっています。しかし、海を壊しても良いとは誰も思っていないと思います。その上漁業者に甚大な被害を与えている。認めもしない。
 では、どうすればよいのか?特に関電にお勤めの方、姫路市の市民の方にご意見を掲示板に書き込んでいただきたい。まだ書き込みがない・・・
 「宇宙船地球号」で「微生物が分解してくれる。」って放送していた。その微生物を残留塩素で殺していては干潟があっても役に立たない。そうは思いませんか?
3月11日 昨日は濃霧で予定が変わった。底曳き網の船をドック入りに。その後でアンカーを揚げに行ったが、コンパスを見ずに走ったら予定目標より約一キロ沖に着いた。もう少しで迷子になるところだった。港を離れる時は南の風が少しあったものだから、その風を便りで走ったのが間違いの元、途中で風がなくなった。帰るまで濃霧は凄かった。
3月10日 やっと網が上がった。ノリが伸びすぎて予想以上に手こずった。毎年の事だが腹が立つ、おまけに網が破れてしまっていた。誰が買ってくれるんだ。一枚4200円する300枚、関電か?姫路市か?今注文しないと網が手に入らないんだ。
 最新ニュース 今日掲示板をつけました。感想や、なんでも思ったことを書き込んで頂けると有難いです。
3月9日 昨日姫路市と言った根拠は、関電も兵庫県もプランクトンだと言っているからだ。
 プランクトンの発生原因は。
@ 窒素、燐(有機物)これは、下水排水が一番多いから言える事だ。
A カリュウムは海水には大量にあると書籍(海からの手紙)に載っている。
B 鉄分(フラボ酸鉄)これは川から供給されている。(赤潮が頻繁に発生していることが証明している。
 AとBは自然界に存在している物だから言っても無駄だ。@は周辺海域では一番大量に流している事が科学的分析で証明している。
 それに専門家の皆さんはプランクトンだと言っているからだ。
 姫路市に言っておきます。このままだと大変な事になりますよ。この海域で栄養塩を減らした海水は、播磨灘全域に広がっているからです。海水の流れを知っていますか?調査データを公開してもいいですか?
3月8日 昨日入った情報をお知らせ。http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=6916環境省からです。
内容が良く分からない。ご存知の方は教えて頂きたい。いけば良いと思いますすが、余裕が無い。
 今まで私の思いを綴ってきたが、説明が悪くて分かりずらい点もあると思うが、簡単に言うと
@ 下水排水と塩素の関係で毒性の物質が干潟を壊していることは間違いない。(姫路市の場合)
A 関電が海水を電気分解して塩素を採ると、アンモニア態窒素を半減し毒性の物質も流している。
 これでも関電は関係ないと言うなら。全ての被害原因は姫路市下水排水と言う事になる。どうする姫路市
3月7日 昨日の続き 終末下水処理場の排水は残留塩素が残っている状態で流すと周辺海域で起きる問題は。自然界に存在する「微生物」これは分解してくれる生き物だ、これを殺してしまう。
 アサリが分解してくれるなどと言っているが大きな間違いだ。アサリはプランクトンを食べているだけ、プランクトンを食べたアサリは糞をする。その糞を分解してくれるのが微生物である。
 この微生物を残留塩素が死滅させている。下水処理場から排出される有機物を分解してくれるのも微生物干潟が大事だと言うなら残留塩素を流さない。これしかない。
 浄化とは「微生物」が分解してくれるのを言う。下水処理場で汚水の浄化は微生物で行っていると言っているだろう。同じ事だ。関電も海水を電気分解して塩素を採って、その殺菌目的で使っている塩素で微生物や海生生物の幼生を抹殺しているのだ。また、塩素とアンモニアとが反応してクロラミン類が発生する。このクロラミンはノリや植物プランクトンに毒性がある。
 プランクトンを殺すと海底にたまる。この死骸を普通なら微生物が分解してくれるが、この微生物も殺しているから海底が死んでしまう。本当に浄化するのは塩素だ。栄養塩である窒素を浄化すると少量の硝酸になってしまう。と言いたいが、硝酸は亜硝酸に還元するから、正確には、亜硝酸と硝酸だ。だから、栄養塩は浄化さすものではない。これが私の提言だ。
 “誰がこのような海にしたか?”答えは関電と姫路市下水だ。
 忘れてはいけないのが、窒素、燐の総量規制だ。これは昨年瀬戸内海(大阪湾は除外)の規制が外れた。が下水処理場の実施率が100%達成するまでは毎年窒素、燐が少なくなって行く事になる。特に高度処理を行っている所は有機物は少なくてよいと思うが窒素は大幅に減らすことになる。
 これが達成すると瀬戸内海は枯れた海になることは間違いない。こんな海で中国の14億人の窒素で作るノリの色には勝てない。瀬戸内海のノリ養殖漁業者は先細りは免れないだろう。私はそれ以前に首を吊っていることは間違いないが・・・
 おっと忘れる所だった栄養塩の一番始めの物質アンモニア態窒素を減らす関電は最悪の施設である事を言い忘れる所であった。
3月7日 報告、昨日「新ひょうご」が姫路第二火力の取水口のある港に入って採水をしたあと、当然、排水口だ採水すると思っていたら、違った。この港を出たら北東方向へ走って行った。昨年も同じ事をしている。排水口より陸側で採水しただろう。何の為に調べているのか、理解の苦しむ!!
 昨日の続き。 “誰がこのような海にしたか” すべて水を綺麗にすると甦ると思っているからに過ぎない。水を綺麗にすると「栄養塩」と言われる窒素、燐が減少する事が分かっている。減少すると、赤潮が発生しない。この考えに元ずいて閉鎖性海域特借法を造り、昨年まで減らしてきた。その減らす方法が姫路では塩素で減らしてきた。昨年5月までは今の3倍から5倍の塩素を添加してきたことが分かっている。これは下水処理場の話。関電は違う目的で使っている事も分かっている。
 終末下水処理場を造らなければこの問題は起きない。この施設の問題は大きく分けると2つある。
@ 有機物の排出問題、これが植物プランクトンを作り出す。
A 処理水の排出15分前に塩素殺菌すると残留塩素が海域に流れこの毒性が消えるまで、海生生物を抹   殺してしまう。
 続きは後日・・・
3月6日 今日は海の浄化について詳しく説明をする。
 浄化のしすぎは綺麗な水であるのは間違いない。しかし、それは養分のない水、すなわち、枯れた水だ。
水産試験場が言う。アサリやナマコで浄化は私には理解できない。なぜなら、アサリやナマコは生き物だから当然食べ物のを食べると排泄する。これでは浄化にならない。これを言うと漁師が獲るから減少すると言いたいだろうが、毎年獲るつもりなら必要な分は固定される。これは、窒素や燐の自然循環がおきるから浄化にはならない。
 自然の海には、常にアンモニア態窒素が存在している事になる。今の海にはこれが無い誰がこのような海にしたか?続きは後日・・・
3月5日 昨日、沖で作業中に沖から少し白く濁った水が流れてきた。これは満ち潮の終わる寸前の出来事だ。すぐに引き潮に変わったら綺麗な水に変わった。たぶん加古川の水が流れてきたと思う。帰ってから栄養塩情報を見たら、上島の地方でDIN20 もの数値になっていた。
 一時間ぐらいこの水に浸かっていたがこれではノリの色戻りには、ほど遠いものがある。西からは関電の排水しか流れてこない海域では、何の役にも立たない。と言っても関電も県も認めていないから。私だけの意見と言う事になるが、困ったものだ・・・
3月4日 ニュースが一つ新聞記事のページにアップしています。今頃にアサリの生態調査だって、残留塩素のことはご存知と思うが・・・見るにはこちら
 昨日の続きでシャコが減少した問題でもう一つ問題がある。これは姫路第一火力の温排水の排水方法にも、問題があると思う。左の写真が放水塔である。これの海底から温排水を流している関係、残留塩素が海底にも広がっていると思うがこれは調べていないからなんとも言えない。
 しかし、疑いはあると言える。では、なぜこの方式を採用したか?これは、ノリ養殖に対応していると言ったごまかしの設計だ。後の事は考えていない騙しのテクニックだろう。
3月3日 今日は姫路第一五号機六号機増設後周辺海域で「シャコ」が激減していることをお知らせする。
 シャコと言うのは汚染された海域で最後まで生き残る生き物と、かなり以前テレビで某水産大学教授が説明していた言葉が記憶にある。
 つまり、窒素、燐が多くなって最後まで生き残る生き物と思って頂いたらよい。周辺海域でシャコの激減は窒素、燐の減少だと言える。夏から秋にかけては、多くはありませんが湧いている。特に春は激減と言うより居らんといった方が早い。
 面白い話をご紹介する。冬の時期、飾磨港周辺で、ある組合所属の違反底引き網漁船を捕まえた取り締まり船の乗組員の話「網を揚げて見ても生きた魚がいなかった。これでは捕まえられない」
 これは姫路第一火力の増設後の話です。
3月2日 左の写真は昨日の神戸新聞の夕刊の記事、シンコ漁の解禁。内容は読んでいただきたい。

 昨日の関電の今後の対策を教えておく。
@ このままの施設で続ける時は、塩素は購入する事だ。その上残留塩素が海域に流れないよう対策を講   ずる。
A 自動車などと同じ方法、ラジエター方式だ。同じ水を何回も冷却して利用する方法だ。

 他によい方法があれば勝手にすればよい。これ以上海を壊すな
3月1日 月初めに、関電の環境影響評価を行う。
@ 姫路第二火力及び第一火力の五号機六号機増設にあたり。温排水は周辺海域への影響は少ない。あ  るいはない。とまで言って増設をしている。これが嘘であった。
A 増設時には次亜塩素酸ソーダ(塩素)を採るその結果、栄養塩であるアンモニア態窒素を半減している   にも拘らず説明責任を果たしていない。
B 被害が認められたら「事故対策協議会」を速やかに開かなければならないのに抗議しても影響はないと  言って開かない。
C 平成11年に捏造したデータを出してきた。
D 嘘で取り交わした「調印」は無効であるにも拘らず。補償済みで済ませているが、ノリ漁場は売り渡して   ない。ノリ養殖が成り立たなくなっている以上関電に責任があるのは確実だ。「証明済み」
E 周辺海域だけではなく播磨灘全体に致命的な栄養塩不足の環境破壊を行っている。その上、残留塩素  被害もだ。

 以上の評価は。A B C 評価で行くと、ランク外という所だ。これは公平な評価である。
 今一度チャンスをやる。「申したてのチャンスをやる」申立書を送るように・・・