18年7,8月記録帳

8月31日 今年の夏は雨が多かった。今日も夜になってから雨が降ってきた。こんな年は栄養塩は播磨灘に流れ込む量は増えると思う。根拠は、関電が吸い込んで減らす前に港の外に流してくれるからである。
 しかしこれは、私の漁場にはあまり関係ない話だ。9月からはノリの準備・・・
8月30日 底曳き網最後になって、カタクチイワシが網目に突き刺さってきた。かなり広範囲に居るようだ。
 また、港の中の赤潮は先日の雨で沖へ流されてしまったのか、灯台周辺だけは少し色が残っているが全体に綺麗な海水になっていた。何時まで続くか分からないが結構な事だと思う。
 9月1日に水産技術センターでノリの講習会がある。出て行く予定だ。
8月29日 前日に忘れた事 小エビだけが頼りだったが、それも激減した。新ジャコが出来るまで、まとまったお金になる魚が居ない。早い話“商売にならない”ワタリ蟹が少し獲れるのと少し小さいヒイカ(ホタルイカより少し大きいイカ)小あじ少し、アナゴ少し、皆少しだ・・・今になって、ネブトが少し入りだした。本来は梅雨時分に良く撮れていたが、かなり前から激減している魚です。今になって少し入るのは栄養塩が春より多くなったからだと思う。
8月28日 今日は底曳き網漁について今の状況を、全体的には夏の魚から秋の魚に変わりつつある。と言った所ですが、毎年春より秋の方が魚は多く獲れる。原因は栄養塩が春より秋のほうが海底には増える事が考えられる。
 では、なぜ栄養塩が増えるのか?冬より春から夏にかけて降る雨量が多いから関電が吸い込んでアンモニア態窒素を減らす量を上回る事が原因だ。関電が吸い込む前に沖へ流されるからプランクトンの繁殖量も増えて海底にたまる。プランクトンが増え小魚も増える海に窒素循環も起きてくる。冬から春にかけては海底の水温が低いから、春暖かくなった水面の海水は浮いたままで循環を起こさないからだ。
 プランクトンは死んだら海底に沈降するから分解すると栄養塩に変わるから秋は魚が増えると言う事が言える。残念だが私はこの増えた魚は獲ることは出来ない。これからはノリの仕事に入るからだ。
8月27日 左の写真は、6月8日に写真をアップした下水排水を入れたペットボトルですが、前回アップした時より少し綺麗になりかけたと思ったら、底から少し青みが出てきた。蓋を開けたままでの放置だから雨水も入っていると思うので、何か生物が入り込んだと考える方がいいのかも?結論として下水排水の有機物は分解するのは難しいと言う事のようです。
 毎日休みなく流されている有機物の行方はプランクトンに変身するしか無いと言う事だ。姫路市はこれを良く見ておけ、だけど良く考えたら栄養塩の供給先だからな・・・(出しすぎだ)
 関電が減らさなかったら旨くいくのは間違いはない。すべて関電が減らすのが悪い。そうだろ〜関電
8月26日 港の中は赤潮が戻ってきたが、港外は赤潮が減少している。海水の色はやや薄くなってきた。前日までは夜には北よりの風が良く吹いているから拡散されたのが原因だと思う。調べた訳ではないが考えられる。また、綺麗になっていた船場川は、また赤潮が広がってきている。
8月25日 この日の出来事ちょっと驚いた。私の古くからの友人から頼まれた事を紹介。友人のお父さんが、どうしてもイージス艦の写真が撮りたいと言っているので船を出してくれないかと言うので快く引き受けた。何でも聞く所によると陸からはイージス艦をミることができないそうです。コンテナで隔離しておるようです。警備は陸は警察海は海上保安庁と警備会社の船で警備している。こんな船は警備など要らないと思うのは私だけかな?(フル装備)それで驚いたのはこれから。
 埠頭の一番沖の端に停泊しているから出港するコースの右端をゆっくり写真を写しながら、この船を越えたので航路から右によってユゥターンしたら海上保安庁の警備艇が飛んで来た。この後の出来事はご想像にお任せします。
 これから、写真を撮りに行かれる方はご用心を・・・
8月24日 今日は飾磨港(姫路港)にアメリカのイージス艦が入っていたので海水の色を見て頂くついでに写してきた。(海水の色は分かりにくいかも、茶色、コーヒまでは行きません。念のために左下に分かりやすい写真を掲載しておきました)
 こんな海の色を見られたら恥ずかしいと思うが、そうは思いませんか?特に姫路市なんとも思わないのか?この海水の色は80パーセントは姫路市が造り出したものだ。(終末下水処理場)おまけに残留塩素まで、これで冬の植物プランクトンの繁殖させているのが姫路市が犯人だと良くお分かり頂けたと思う。
 この2,3日夜は北風が吹いているのに赤潮が増えている。昨年5月以降次亜塩素酸ソーダを減らしたから窒素量が増えた事も関係しているのかも、この色を見た他組合のノリ養殖業者は喜んでいるだろう。このプランクトンが死んで海底にたまり分解されたら冬になり水面が冷やされ鉛直混合が起きると栄養塩が水面に湧き上がりノリの色が良くなるからだ。
 しかし、喜ぶのは早いこの栄養塩は、また植物プランクトンが増える原因となる。これは専門家の意見だ。
8月23日 ノリ網は2回運び終わった。天気が良かったから、まぁ済ませただけの話。今度漁に出たらビックリすると思うと寝らねぇ。魚がおらんだろう。二日前は底曳き網船がビックリするほど来ていた。うちの組合の底曳き網船は、二隻だけ、その内板曳き網は私だけ。いつも独航船だ。それ見あと少しで今年は終了。水揚げ高は最低だ。毎年悪くなる一方。栄養塩を減らす関電と終末下水処理場から大量の有機物と有機ハロゲン化合物の垂れ流し、この責任は誰が取るのだ。国土交通省と電力は通産省か?抗議しなければならんだろう・・・
8月22日 今日の予定が狂った。午後はノリ網を漁連のセンターに運び込む予定が雨で明日になった。2回運ぶ予定だが午前中に二回は、ちょっと無理かな?8月中に行けばよいから、無理をせず一回にするか・・・
8月21日 昨日からメバル、など浅い所に住んでいる魚や車海老のごく小さいもの本来なら干潟に生息している生き物が水深24メートルあたりまで、逃げて来ている。どうやら赤潮で酸素不足になっていたようだ。
 アナゴまでも沖に出てきた。今の時期はアナゴは一番少ない時期だが通常の4〜5倍のアナゴが入っている。間違いなく酸欠状態になっていた海があったのは確実だ。
 赤潮は、やはり悪いとしか言いようが無い。豊かな海にはプランクトンが多く居るものだが、多すぎたら被害が出るのは間違いない。姫路市が犯人だ・・・
 台風10号の後は川は全て綺麗になっていたが、飾磨港の中と外の沖合い2キロほどの海域は少し薄めの茶色程度になっている風向きは南よりの風ばかりだからすぐにコーヒ色になるのは間違いないと思う。
8月20日 姫路市に言っておく、中部析水苑の北にある干潟にアサリを買って来て撒いても駄目です。第三者にアサリも青ノリも付いてないのを確認して頂いているから。なぜこんな事を言うのか理由を知りたいでしょうからご説明します。
 平成8年に関電の温排水の排水口には青ノリが付いてないと関電に言ったところ。平成9年の冬には、ちょうど排水口の幅だけ、青くなったので確認に行ったところ、青ゴケのような物が付いていた。
 後になってよく考えたら、どうやら、青ノリの胞子を撒いたと結論が出た。モノクロラミンがどのような物か知らない方が行った愚考をやっていた事があるから、親切にアドバイスを言っておきます。
 青ノリが伸びないとアサリは繁殖しません。撒いた場合は旨く行くと育つかも?大きくなった物を撒いた話だ。
 
8月19日 これからは、姫路市、関電の困ることを少しずつ公開する予定。未公開の情報は沢山在ります。お楽しみに・・・
 残留塩素は水産用水基準では「検出されない事」早く言えば、「測定されてはならない」です。姫路市が言うには日本中で同じ事をしているから、姫路市だけが悪いのではない。こんな事を言って逃げ切れると思っているようだ。これには関電も加わっているから余計にしらをきっれるとお持っている。私に言わせると、それは“甘い”とはっきり言っておく・・・
8月18日 今日は台風のおかげで時間が出来たので中部析水苑の周辺の写真を撮ってきた。この写真は船場川で唯一干潟が残っている所の写真です。出来るだけ公開はしたくなかったが姫路市が塩素量を減らして知らん顔するつもりの様なので仕方なく公開します。この干潟は処理場の排水を流すまでは、アサリなど沢山の貝類・海苔類・車海老なども繁殖していた干潟であるが、この施設が出来てからは特に貝類やエビなどは全滅している。塩素を減らしても駄目だと言う事を認識しろと
警告する為に公開する。見るにはこちら今日の日ずけの写真を・・・
 台風のおかげでこの川の水は綺麗になっていたのをお知らせ(3日間北よりの風が吹いた)
8月17日 風が陸から沖に向かって吹いているが港の中は赤潮だ。ただし、夢前川は綺麗になっていた。明日以降台風が日本海に入ると風が南よりに変わるだろう。またこの風は大阪湾から栄養塩が流れ込む良い風だ。
 播磨灘に流れ込む栄養塩の供給先は。陸からだけではなく。大阪湾と鳴門からも太平洋の栄養塩が入ると昨年水産技術センタが言っていた。
 疑問がある。皆さんの意見をお聞きしたい。大阪湾はノリの色落ちが今の所はありませんが、なぜ、窒素・燐の「第六次総量規制」にかかるのか?この冬は赤潮も発生していません。
8月16日 漁は休み、今度もそれたようだが今週中は休みかも?来月からは、ノリの道具を修理の為、底曳き網は行けなくなるだろう。ノリ養殖に入るが問題点が何も解決していない。組合側も頼りにならんとは、情けない話だ。少しは“恥”と言うものを認識しなければならないだろう。
8月15日 今日は港の中も川も(野田川・船場川・夢前川)マッカッカ。(赤潮)それにしても暑かった。
 今日でノリ網の再生作業は終了、これからはロープなどの修復作業に入る。明日からは底曳き網に出る予定だが台風10号が近づくらしいちょっとやばいかも・・・
8月14日 左の写真は2002年2月21日に写した船場川の水門を東側から写した。この水門からは水は流さないのが普通ですが、この年は宮堀側の工事のために、この水門から流した。少し分かりにくいが、青ノリがべったりついている。この水も姫路の山陽本線の下に下水処理場から塩素殺菌をして流しているがここまで流れて来る間に分解され毒性が少なくなって青海苔が育つ水に変わっている証拠と言えるだろう。
 今は流されていない。大雨が降った時だけ流れる水門だ。
今月10日の写真が何時もの状態だ。窒素分が多いから溜まると赤潮はすぐに発生する。溜まるような状態にしたのは誰だ。窒素量の多い排水をしたのは誰だ。これだけではないこの下流約1キロの地点で中部析水苑が大量に窒素、燐(有機物)を流し赤潮を発生させている。
 プランクトンが栄養塩を減らしていると言っているのは専門家(兵庫県水産試験場)だ俺のノリの色落ち被害をどうしてくれるのだ姫路市?窒素、燐が多いからプランクトンが発生すると言っているのも専門家だ。この問題から逃げられないのは常識だ。(本当に減らしているのは関電だが)
8月13日 今朝の神戸新聞の記事を紹介。蛸が少ないのは水温らしいと言っているのは漁師だが、県水産技術センターのコメントは「水温が少し低かったが分からない」だ2月11日に6.7度〜7.7度と言うのが一番低い水温だ。その前の年は05・2月23日に7.5度〜10.2度と言うのが一番低い。
 いずれも水面の記録である。水温が低いのが原因ならば水深の浅い所と深い所で生息数に差が出るのが当然だ。しかし水深30メートルでも蛸が少ないのは同じである。だから水深が原因ではないのは分かっていると思うが、“分からないは”専門家のコメントとしては少し情けないと思うのは私だけか?
 今年は昨年と違うのは他にもあるだろう。「栄養塩量」が大幅に少ない時期が長かったと言う事を、そのせいかアナゴなどもやや少なめで例年より細いのが多かった。
 特に春の魚が少ない。成長が遅かった事も、イカナゴのシンコも大きくならないと言っていた。また、ちりめんも少ないから漁に出てない。全て考えたら「栄養塩量」が関係している事は見えている。
 私の網にはいってくる蛸の数は少ない日は0匹最も多い日は4匹、平均したら1.5匹である。近年ではこんな年は始めてだ。ちなみに記録はないが水温が4度ぐらいまで下がった年は少ないというのを記憶に残っている。「自然界の生き物は餌で生息数が決まる」のは間違い無いと言う事である。
8月12日 今日は船場川の赤潮に付いて説明する。まづ、この川の窒素元は姫路市市街地にある。日量排水量5000tが主な窒素元である。この施設は船場川上流の山陽本線の南にある施設だ。この施設からこの場所まで流れて来ると残留塩素はかなり減少し、青ノリが育つ所まで分解されている。毎年ではないがその青ノリが伸びている年を写真で写している。後日掲載予定
 赤潮は、下水処理場から出る有機物がひきがねと成って起きるのは古くから判明している。これはCODが物語っているから疑う余地はないだろう。いままで赤潮の発生状況を掲載してきたのはそのためである。
 またこの川の下流に中部析水苑の排水もこの川から流されている。特に飾磨港の赤潮はこの施設が中心となって起きている事は確実だ。
8月11日 今日漁に出たら、盆が終わるまで休みになるが魚が居ない。少し小エビが獲れていたが昨日から半分以下にまで落ち込んだ。本来ならクルマ海老が2回目の産卵時期が済み、早く孵ったクルマエビから沖に出てくる時期だが、残念な事に下水排水の残留塩素が干潟を消毒してしまう為繁殖もしない海になっている。これだけ証拠を揃えているのに認めないとは、一姫路市民として恥ずかしい事である。
8月10日 船場川国道250号のすぐ南側、見事な赤潮この川の水は宮堀川へ流れている。その先は野田川と合流そして、飾磨港へ流れ込む。
 船場川については後ほど詳しく説明をします。
8月9日 港の中は綺麗になっていると思ったが、色が薄くなっているだけだった。北風も一日だけで、それも強く吹かなかった。全体的に赤潮が少なくなっていると言った所。
 その代わり船場川が真っ赤(赤潮)写真を撮っていたがカメラを持って帰るのを忘れた〜明日にでもアップする。
8月8日 昨日の続き。関電が減らした栄養塩の少なくなった海水は、区画51号から東へと流されて東播磨や鹿の瀬まで流れて行く。これは、「海からの手紙」の中に播磨灘の海流を調べた調査結果があるから見ていただいたらハッキリするでしょう。関電の排水量が莫大な量が物語っている。誰が見ても分かると思うが、なぜか口に出すものが居ない。
 平成12年の兵庫県水産技術センター(水産試験場)の播磨灘の栄養塩量のデータは灘平均DIN4μgat/lを下回っているのも確実で、減らしすぎたのを気がつき、窒素、燐の総量規制が解除されたが、何もしなくても毎年、窒素、燐が減少していくのをご存知か?
8月7日 台風7号危なかった少し北に振ってくれそう、北風で済むかも。これで港の中の赤潮は沖に出て行く可能性が高まった。今の時期は沖に出ても広がる事は無いだろう。その内、海底に沈み栄養塩に分解される。これが、ノリの色を黒くしてくれる元になる。
 夏の間に海底に栄養塩を溜めてくれるのがプランクトンの死骸だ。冬水温が下がると鉛直混合で海底の栄養分を水面に運んでくれると言うわけだ。陸からの栄養分の補給がない所で黒いのりが取れるのは鉛直混合のおかげと言う事だ。
 また、陸からの栄養塩の補給のある所では、両方の栄養塩が使えるからより黒いノリが取れるのは確実である。区画51号はこの条件を満たしている漁場であるが、関電が海水を電気分解して「次亜塩素酸ナトリュウム」を採る。この時、栄養塩(アンモニア態窒素)を約50パーセント飛ばしてしまうから、海底にたまった栄養塩と陸からの栄養塩も同時に半減し、ノリの色が悪いノリしか取れないのが区画51号の漁場だ。
 また、栄養塩の供給がある漁場では、植物プランクトンが繁殖してもノリの色が落ちる事はないのが常識である。これは、網干沖を見たら分かる事だ。この漁場は兵庫県で一番ノリの色落ちが無い漁場である。
8月6日 神戸新聞記事を紹介、有明海も問題が発生か?赤潮でも発生しているのかな、ご存知の方教えて頂きたい。しかし台風が来るようだから、風が吹くと溶存酸素も戻ると思うが、今しばらくの辛抱と言った所。
 以前は、筑後川の周辺にはよく行った事がある。10月後半から11月初めにかけて、種網の確保に。
8月5日 「未来に残そう青い海」このネーミングを守るには終末下水処理場をやめて、どぶ川を造り、川に有機物を流し、太平洋に糞尿を撒き、昔の窒素、燐の生き物から生き物への窒素、燐の移乗を取り戻す事が必要だと思う。そのように思うのは私だけか?
 海だけに窒素、燐(有機物)の分解をしてもらうのは、所詮無理があると言う事だ。おまけに様々な有害な物質まで。その上塩素処理で有機ハロゲン化合物は海生生物に毒性があるのは分かっている。その証拠に、関電が使っている。関電の排水で分かる事は、栄養塩である窒素、燐を減らしても駄目だと言う事が分かるだろう。低栄養塩でも繁殖する新種の植物プランクトンが繁殖する。と言う事だ。
 塩素は様々な物質と反応して有害な物質を作り出す。すなわち、安くて便利な塩素は使っては駄目だと言う事を早く認識しなければならないだろう。
8月4日 港の中だけではなかった。灯台から沖合い約2キロは赤潮がある。これを分解するのに干潟を造り青い海にするには、何キロの干潟を造ればよいか?いくら造っても駄目です。残留塩素を流している限りアサリも青ノリも育ちません。排水量2万トン弱の高度処理下水処理場に造り変える事だ。ただし塩素殺菌ではない施設だ。お分かりかな姫路市、兵庫県。国土交通省に責任を取ってもらうか・・・
8月3日 港の中は赤潮が頑張っている。何時まで続くのか楽しみだ。毎年8月中は消えない。北風が吹き出すまでは、台風でも来たら消える事はある。
8月2日 左の写真は、6月8日に写真をアップした下水排水を入れたペットボトルですがここに来て少し水が濁ってきたら底に溜まっていた有機物が少しづつ分解され始めたのかどうかは分からないが変化がある。
 また、この排水について質問があった。
「Q、何でこの水は赤潮にならないのか?」
 面白い質問ですが。100%下水排水だから発生しません。
「A、川の水が入ってないからです。つまり、鉄分が無いのが原因です」

 この日は漁に出たが網が大破れした。何が入ったのか分からないが魚が溜まる袋の下側がごっぽり無くなった。直すのにかなり時間が・・・また休みか・・・8月は悪そう・・・
8月1日 今日はお詫びします。残留塩素測定器のオーナを募集していましたが、応募者が少なく計画を断念しざるを得ない結果になりました。底曳き網船の中間検査の期限が切れる為に続行が困難になりました。
若干ですが費用もかかるため、これ以降の検査は受けない予定です。
 今までご協力有難うございました。また別の方法を考えます。

 写真を一枚掲載前日の海を写しました。
7月31日 この日は漁に出たが南の風が強くで戻り。この風は今年は吹く回数が少なかった。そのせいで魚の成長が遅れたり、プランクトンの繁殖が多かった事も重なり海水中の酸素が減少したのが今の時期に魚が少ないのが関係している可能性もあるだろう。
 プランクトンが多い事は栄養分が多いと言う事になるが多すぎる溶存酸素が少なくなる。これが魚の減少につながる。その上死んだプランクトンを分解する時にまた酸素が必要になる。この結果悪循環の繰り返しになって嫌気性のバクテリアが繁殖し硫化水素の発生に繋がると言うわけだ。
 まぁこれは下水処理場の話です。
(今日、姫路市と他市の大きさの比較がしやすい資料があったのでアップしています。見るにはこちら
7月30日 昨日の花火の写真が真ん中に写っていない理由。姫路第一火力発電所の煙突が入らないよう写した為このような写真になりました。
 気が利かないね、関電よこんな日ぐらいは電気を消して欲しいね・・・誰が電気代はらってると思っているんだ
7月29日 今日は姫路港で花火大会その写真を一枚ご紹介、と言っても旨く撮れない。シャッター速度を変えなければ駄目のようだ。これぐらいしかご紹介できませんでした。

 ついでに、このページの宣伝をしておきました。少しづつですが広がる事を願っての事だ。姫路市も関電も漁師だと思っているだろうが、見る方が見てくださったらご理解できると思うよ・・・
7月28日 昨日、この海を専門家が壊したといった事で説明を求められたので、根拠を公開。これは環境省が水質汚濁にパブリックコメントを募集していたので、投稿したものだがその会議の内容が分かる議事録だ。
 この海が残留塩素で壊されていると、官邸にメールで訴えたら環境省に話を回すと言って返事を頂いている。だから、このホームページも「閉鎖性海域特別対策室」はご存知だ。また内容を読んでいただいたら塩素殺菌と紫外線殺菌の話は出ているが委員長なる人物がこの問題をはぐらかしているのが良く分かると思う内容だ。また関電の話は議題にも上がってなかったのが非常に残念だ・・・
 姫路市は残留塩素が問題ないなどと言っているが大きな間違いだと言う事を認識しなければならない内容だ。なんと言っても被害があるのは確実だ。青ノリもアサリも車海老も殺しているのは確実。何度も言っておくが違うならこれだという証拠を出しなさい。
 左の写真は昨日の姫路港内(飾磨港)の海の色・・・

下の言葉にリンクを張っているのでご覧いただけると思う。↓言っておきますが広島でも塩素で魚もノリも取れなくなった所はあります。今は解決してノリは良く獲れているそうです。

中央環境審議会水環境部会
総量規制専門委員会(第9回)議事録

7月27日 いやー暑いな!と思っていたら港内は赤潮で茶色、水温でプランクトンが浮いたり潜ったりしているようだ。灯台から約2キロまでは茶色、それから沖はこの冬に赤潮だと言っていた程度になっている。
 もう一つ悪い情報を、魚が獲れなくなってしまった。油代と氷代で終わりだ。えらい事になってしまった。
この春建設残土投棄された所に魚が居ないから少し小エビが出来た所に皆が群がると一週間で小エビが居なくなった。その上、ヤマゼの風が吹かないから小エビも大きくならない。
 チリメンが居ないと皆な底曳き網に出るから余計に魚が居なくなる。と言うわけだ・・・
7月26日 この日は赤潮が少なくなっていた。全体に薄く少し海水が綺麗そうに見えた。プランクトンが分裂するだけの栄養塩量がないと言う事だ。魚には良かったがノリには少し厳しそうな結果に終わりそう。
7月25日 「海苔タイムス」の記事を紹介。皮肉なもので窒素・燐の総量規制が瀬戸内海(大阪湾以外)は外れた年に赤潮が発生しノリの色落ち被害が出て夏も赤潮が拡大では環境省の行ってきた総量規制そのものが間違っていた。としか言いようが無い。そうは思いませんか?
 パブリックコメントに提言しているが、関電の「海水を電気分解して塩素を採ってる」事が議論に上がってない。専門家なら難しい話ではない。常識の範囲である事が黙殺されていては、ノリ色落ち被害は解消されない。
 また、終末下水処理場の塩素殺菌は排出先には影響があるが、離れた海域には影響は少ないでかたずけるような専門家が決めている現状では、海の保全は出来ない。残留塩素が5キロから6キロ沖合いで検出されているのを知らないようだ。これで良いのか・・・
7月24日 また姫路港内で赤潮だ有機物の供給源だから当然の成り行きだろう。また、成長する栄養塩も供給源である。
 プランクトンは分裂するのに24時間で2つになると「海からの手紙」に説明がある。この時増えた一つのプランクトンを小魚やアサリなどが捕食していくと赤潮にならないのは良く分かる。しかし、残念だが下水排水中に残留塩素が、この小魚・アサリなどの幼生を死滅させているから、プランクトンが増えるしかない10日もすれば海の色が変わる赤潮と言える状態になる。(「海からの手紙」を引用)
 姫路市に提言終末下水処理場の排水量を増やすなどと言う愚かな計画は即時中止し減らす事を目指しなさい。
7月23日  「ベントス」はいかがかな、一度良くなりかけてまた悪くなったのは終末下水処理場の排水量が増えた為におきているのがお分かりになるだろう。
 また海は更に赤潮が増えていた。
7月22日 お詫び 7日と20日の写真に不都合がありましたので修復しました。
 今月始めに「ベントス」をアップする約束をしていましたが昨日アップしたのでお知らせします。見るには
こちら戻るにはブラウザの戻るでお願いします。またこのページは赤潮のページからも入れます。

 「ベントス」なる言葉は「海からの手紙」を読むまでまったく分からなかった言葉で正直“おったまげた”
この書籍は海で生計を経てている者には大変役に立ちます。このサイトに貼り付けているのは約半分です。
もっと詳しく知りたい方は購入をお薦めします。あと少しこの書籍からアップの予定。
7月21日 左の写真は昨日写したものですが、姫路港から沖合い10キロ以上で赤潮らしき海の色、その前の日は山土色の海であったが、この日は山土は沈殿して少し雨が少なくなった事により海が戻っていた。
 この赤潮は姫路港内と周辺の海水が沖まで流れてきたものだ。姫路港の赤潮が消えていた川からの雨水が押し出したからである。
 この後はどのような結果が出るか、10日もすれば結果が出ると思う・・・
7月20日 この日は泥水が消えて少し綺麗になっていた。また、沖に流れていたゴミや根っこ付きの材木も見当たらないかなり沖に流れて行ったらしい姫路港から10キロから15キロ当たりには見えなかった。
 松ノ木が一本流れていたので写してきた。左の写真。

 この松ノ木はかなり細いもっと太い材木が昨日にはごろごろ流れていた。
7月19日 沖は雨の水で薄い茶色だゴミは多いしえらいことになっている。写真を写そうと思ったがバッテリーが空になっていた最悪だ。
7月18日 これだけの雨が降ると少し心配になる。赤潮の拡大だ。理由は下水処理場の処理水が分解されずに海に流れるからである。雨水と合併式は処理能力を超えるとそのまま海に流れ出るからである。
 有機物が大量に流れ出ると、かなり広い範囲に有機物が広がるのが大赤潮の発生に繋がる。
これ以上雨が降るとその心配が出てくる。終末下水処理場の悪い所だ。だから小さい処理場を造るのが最良の方法だ。大赤潮が発生したら姫路市の責任だと言う事だ。これ以上雨が降らない事を祈るだけだ・・・
7月17日 今日は昨日の新聞記事をアップした。見るにはこちら
7月16日 先日紹介した「海苔タイムス」の記事だが、生活排水が悪いと言うことになる。早い話お米のとぎ汁が・・・と言う話だ。昨年環境省が瀬戸内海(大阪湾以外)窒素、燐の総量規制が止まった事が理解できてない話だと思う。瀬戸内海は低栄養塩状態と言う事が分かってない。
 悪いのは、終末下水処理場の排水量が多すぎると言う事だ。姫路市の中部析水苑のような大きな施設は海を壊す道具にしかならないのが現実だ。これからの増設計画は白紙撤回が当然だ!!
 小規模の下水処理場を川の上流に造ることをお勧めする。これによって川にも栄養塩が戻ると言うものだ。

 また、今日の神戸新聞にプランクトンが小魚を育てると言う記事が載っていた。後日掲載
7月15日 とうとう姫路港内は赤潮大発生状態写真は昨日撮影。一番濃いのは船場川河口、下水処理場の排水口周辺はそんなに悪い色ではない。当然ですよその日の排水中にはプランクトンが繁殖するわけ無い残留塩素はありますから。

 港外の広がりは約500メートル位まで広がっている。報告まで・・・
7月14日 昨日「海苔タイムス」は来ていた。記事中に気になるものがあった(社)日本水産資源保護協会が「赤潮テーマにパンフ作成」この記事は後日掲載。
7月13日 海況情報。沖に出たら全体に薄めの赤潮と言った所。冬ならプランクトンで栄養塩減少と言う状態よりやや多目。
今年の魚の状態は、マダコが確実に少ない。車海老も駄目、マコカレイも少ないのは分かっているでしょうが、マコカレイの子供は一網に入る数は多いとこで2尾入ってない時が多い。
また、多いものは小あじが少し入ってくる。多いとまでは言えません。

ベントスを貼り付けたいんだが旨く行かない。写真なら簡単だがスキャナーで取り込んでWEBページで保存するがホームページに貼り付けてもアップしても写らない。親切な方は居られませんか?教えてちょうだい。
7月12日 今日は、もう一つ下水処理場の所長さんのお言葉を紹介します。
「ノリが切れて流れるのは魚や鳥が食っている」公平を期するために、あえて公開。

反論しておきます。確かに食っているが水面下30センチ(実際には50センチ沈めている)まで沈めるとこの被害が出ない。と言う事は魚ではない事が言い切れる。鳥はどうか?鴨がいない時期でも被害が出る。
これで証明できていると思います。また、専門家に聞いた話は「海水以外のみず」です。
だから言っているでしょう。私の言っている事が間違っているなら。これだと言う証拠を出さないと言い逃れは出来ません。
7月11日 今日は業務連絡です。今日応援のメールを頂いたが、お礼のメールをお返ししましたが帰ってきます。お心当たりが、おありの方は確認の上もう一度お願いします。
7月10日 今日は、6月29日の下水処理場所長さんの言った言葉で気になるのが残っていたのでご紹介します。「わが国では栄養塩が魚を増やすと言う考えはないんです」だって。
 思い出したんですよ。この言葉何処かで聞いたと思っていたら、姫路の国道交通省の河川局のQ&Aの私が質問に答えて頂いた回答にそのまま載っていたのを思い出したのでお知らせしておきます。

 少し遅くなりましたが、所長さんへお返事をしておきます。
わが国では栄養塩で魚を増やすと言う考えは立派にあります。始まりは宮城県から始まって、今では全国の漁業者が森に植林をして海に栄養塩を増やそうと言う運動が、これには国道交通省から補助金まで出ていますよ。前所長さんはご存知だと思いますが、私も植林に行った事があります。その時に補助金の話も聞いています。この話は、引継ぎにはなかったんですね。引継ぎはきっちりしていると言っていたんですが・・・
7月9日 今日は波がありそう。と思い漁は休んだがあまり吹かなかった。変わりにノリ網の修理だが、よく破れているから大仕事だ。これも関電の仕業である。色が悪くなったノリは摘んでも製品に出来ない。伸びたまま、ほっておくから季節風が吹くたび網が破れる。伸びたノリ網に掛かる潮の抵抗は信じられないほど大きなものがある。被害を受けたものしか分からないと思うので報告がてら書き記す。
 話は変わりますが、昨日の四つ目クラゲですが、こちらの沿岸域は少ないそうです。定置網には入ってないと聞いている。また、西の御津町あたりの定置網には沢山入り商売にならないと6月末に聞いている。原因は分からないが今までとは少し違う事は間違いありません。
7月8日 今年は四つ目クラゲが少ないようだ。本来なら6月後半に底曳き網にはこのクラゲが入って魚が入らない時期があるが今年はまだ入らない。と言うより底に沈まないから入らないと思うが7月に出来るクラゲが入りだした。通称水クラゲと言っているがゆりの花のつぼみにそっくりの形をしている。このクラゲは他のクラゲと違い魚は入ってくるから大きな被害は無い。網を曳いている間につぶれ網から抜けていく、ごく柔らかいクラゲだ。これが出来ると夏本番だ。
 しかし、今年も車海老は駄目のよう・・・
7月7日 二日前の写真。この日お客さんがあった。“かもめ”さん網を上げるまで休憩だが、
帰りには、お土産を置いて帰られる。
私はいらない、とお断りしていますが。
必ず置いて帰る。さてそのお土産とは・・・

勝手に想像して・・・
7月6日 昨日の港外に出た赤潮は港から沖合い10キロあたりから沖に漂っていた。南よりの風が吹いていたから帰って来るようだ。
 昨日の追加。プランクトンが栄養塩を減らすのは間違いありませんがただ、これは、また栄養塩に帰ると言う事だ。これはその昔の海と川の環境のバランスがうまく取れていた時の話だ。
 今はこのバランスを終末下水処理場と火力発電所の排水が崩した事による影響が破壊に繋がっているのは確実である。窒素・燐の多い海域と極端に少ない海域を作り出している。
また、残留塩素を測定されて、慌てて減らしても駄目だと言う事すら分かってない。それも、だまって減らし、知らん顔だ。前所長は私が「死んで10年も20年も経ったら出てくる問題だ」と言っていたのを教えているんだが・・・この言葉のもつ意味は“残留塩素被害を認めている”と言う事だ。お分かりかな・・・
7月5日 姫路港の海水が綺麗になっていた。2日間、夜に北よりの風が吹いたらプランクトンは港外に出たようだ。この港の海水を約半分は毎日関電が吸い込んで港外に出しているからまず、間違いないところと思う。毎年7月後半からは赤潮で酷い時にはコーヒ色になっている。これは、季節風の南より風が吹いてくる時期になる。下水排水が沖に流れないから港内に溜まる仕組みだ。
 この冬に起きた現象と同じ事だ。冬の季節風、西風が吹いたら港外に出ないのは同じ事である。有機物を流している施設は終末下水排水しかない。他にあるなら、これだと証拠を出さないと、言い逃れは出来ない。
 ただし、プランクトンが100パーセント犯人だったらの話。続きは明日・・・
7月4日 また台風の時期が来た。心配事がまた増える問題山積みの上今日来た「海苔タイムス」には「対外国産ノリに競争力強化」で第一回全国検討会開くだって、参加県(宮城、愛知、三重、兵庫、香川、福岡、佐賀、熊本)優良株・種苗収集に関する情報提供などが載っているが、色の悪いノリで勝てると思っているのか、のんきな話だ。彼らは会合を開いていたら生活が出来るから、そんな話が出来るんだろう
7月3日 昨日聞いた話を紹介。この港から約15キロほど東の河口で今年、アサリが沢山獲れたと聞いた。これで二回聞いた。この川も下水排水が流されていたようだが、今は流されてない。
これでアサリが獲れなくなる原因は下水排水が関係していたのは確実と言えるだろう。
7月2日 左の写真は先月8日にアップした中部析水苑下水排水の途中経過前回より少し色が濃いくなっているようだがあまり変化は無い。
 もっと早く分解すると思っていたが簡単には分解しない物質のようだ。こんな物が毎日海に流されている。これが硫化水素の元だろう。違うかな?姫路市下水局
7月1日 今月は、「海からの手紙」から「ベントス」を公開予定。日にちは未定・・・