平成17年10月記録帖


10月31日 今日はノリの顔色が良かった。伸びもよく5日の張り込み日まで待っていられない。長い網は全て冷凍に持ち帰る羽目になる。
 早く張らしてくれないかな??長い所は5cmぐらいになっている
10月30日 お知らせがあります。今漁期最初の兵庫県立大学環境人間学部(科)による調査がありました。この時の調査状況の写真をアップしています。ご覧になるにはこちら(戻るにはブラウザの戻るでお願いします)
10月27日 今日は冷凍庫に種網を入れた。60枚写真の網、昨日ノリ研に「葉体育成調査」をお願いしていた。結果は「問題となるような芽イタミは今のところ認められません」と言う回答を頂いた。

 これからは沖へ行った帰りには冷凍にする網を持ち帰ることになるだろう。

 最後に入れた(15日)網も糸が海苔の色になってきた。この網はそのまま広げる予定。来月5日単張り開始の予定。
10月26日 昨日ノリ研から栄養塩情報が入っていた。まだ栄養塩は残っていたようだDINで表示
 西播地先 栄養塩
伊保地 2.4
伊保沖 5.2
白浜地 3.7
白浜沖 7.1

 セット入れの作業が大幅に遅れている。

10月24日 昨日の季節風で種網干出装置のアンカーが吹っ飛んだ今日の作業は修理で終わりだ!!

 写真は修理後干上げたところを写したもの白くなっている所はアルミU字型パイプが倒れて網を擦った後

 後二日ほどで冷凍庫に入れる予定だったがかなり遅れそうだ白くなった所に二次芽が出てくるまで待たなければならなくなった。この網のノリの長さは約1センチ程度の長さになっている。
 北西の風だから大丈夫と思っていたが少し油断があったのか?そんなもの分かるわけないよ
“想定外”だ・・・
10月22日 今日から単張りのセット入れだったが北西の風が朝早くから吹いてきた為、予定の半分の仕事しか出来なかった。早い話中止だ。帰りに種網の写真を一枚写してきた。
 三筋が8日に張り込んだ網右側の網が入れたとき2細胞になっていた網、左は1細胞の網、色の違いで大きさが分かると思います。
 1細胞と2細胞がなぜ出来るか?これは専門家の方はお分かりですが、理解できない方の為に解説をつけておきます。
 早い話、種付けをしてから、水槽に1日余分に水槽に保管すると2細胞になるこれだけです。これを冷凍して張り込み日まで保管する。ノリ研様にお願いします。私の網だけ来年から2〜3日水槽で保管をお願いします。見てくれているかな?

 今日の風について一言 北西の風この風上には、関電の放水口がある。と言う事は栄養塩の無い海水と残留塩素が大量に流れてくる風です。5月12日以降塩素量は減らしていると言っているが、海水を電気分解して次亜塩素酸ソーダを採っている量が同じなら何も変わらないと言う事を知っているのか?
 また、この企業は嘘つきの塊だから他人に迷惑をかけていても嘯いている。このままだといずれは大きな問題になっていくだろう。特に関電は環境対策は最低の企業だと言える。
10月21日 今日貼り付けた写真は昨日写したものですが昨日と同じ日に張りこんだ網、違うところは大きさが違うのが分かると思います。この違いは一細胞から生長した為に少し小さい。目付きは少しは少ないがあまり変わらない。この結果種網を作るには、2細胞からの方が有利だと思う。

 情報を付け足した所があります。見るにはこちら(一番下にあります)戻るにはブラウザの戻るでお願いします。
10月20日 写真を紹介、この写っている網は8日に張りこんだ種網の内2細胞からの一番種が多かった網だ一視野に30以上は付いていた。始めは15枚重ねだったが上の5枚を外した物を写している。
 ここまでは簡単に大きくなるが、ノリはこれからが難しい特に種の薄い網ほど問題が多い。少し干し過ぎると芽痛みを起こしやすく青ノリなどの雑草が付きやすい。また二次目が付きにくいと言った問題が多い。

 同じ日に入れた1細胞から始めた網はこれより少し小さい。写真は明日掲載、今日写した写真です。
10月19日 今日は水産技術センターの「新ひょうご」が市川河口でアンカーを入れて調査をしていた。(船首からロープが海中に入っていたからアンカーだと思う)
 これで二回目東から飾磨沖に直接走って来た。残留塩素の測定か?それなら時間帯が悪い。台風20号の影響で北風が吹き、満潮時間帯(11時過ぎから12時前に確認)に市川の河口では残留塩素は確認できない。
 市川河口で残留塩素の確認できる時間帯は引き潮が始まって3時間位立ってから引き潮が終わる時間帯だ。それと南西の風が吹いている時が理想だ。

 しかし、目的が分からない私の話が伝わっての調査か?提言する。兵庫県立大学環境人間学部(科)に聞いた方が早いかなり多くのデータをお持ちだ。

 予定が変更になった。単張りのセット入れが22日に変更になる。種網の展開作業を優先だ。
10月18日 写真は今月10日に張り込んだ網、中で一番目付きの薄い網、この網の中で一視野に6個見えるところがある。
 濃い目付きの網が良いか、薄い網が良いかは最後にならないと分からない。今漁期最後までこれらの網を追跡する予定。
10月17日 台風20号、一日遅れで予報どうり通過してくれそう?神様は居たようだ!!
 写真は八日に張り込んだ一番大きいノリ芽。ちょっと赤目に見えているのは、光源に懐中電灯を使用しているためです。これ位になると網糸を両手に乗せて海水を掬って見ると針の先っぽ位に見える。
 また、重ねているから展開時期になっているが台風の影響でまだ出来ない。20日からは単張りのセットを入れる予定日。手が回らなくなっている。困ったもんだ・・・
10月15日 昨日の天気予報では台風20号のコースは、ぎりぎりで外れていたので、今日全て張り込んで帰ってきたら。台風のコースが変わっていた。
そりゃー無いよと言いたい。どこへ行くか分からない状態に変わっていた。どうしてくれる気象庁140枚だ。また揚げるとなったら500枚揚げなければならない。

 写真は今日張り込んだ網の糸を顕微鏡で覗いたもの、真ん中より少し上に並んでいるのがノリ芽、2細胞が並んでいる。この糸だけに付いているのが特徴、この網は先月23日に付いたので引き取って冷凍保管していたもの。すこし写りが悪いがご辛抱願います。
 一番早く入れた網の内、一イカダだけ網の糸がノリの色に変わっていた。
10月14日 写真は顕微鏡を100倍で見たノリの細胞。昨日、二列に分かれると思っていたら。的中していた。この網は8日に張りこんだ網(肉眼では見えない)一視野に30個以上は居るこれだけ付いている網の数は少ない。(今年は旨く撮れていると思う。顕微鏡が古いから良く見えないのがつらい)

 9日に張りこんだ網はこの半分の大きさよりやや小さい。目つきも少ない後日旨く写真が撮れたらアップする予定。
10月14日 また、今年も現れた。昨年と同じ船のようだが大胆不敵と言いたいが、大して獲れないだろう。餌代、ガソリン代、を考えると買った方が安上がりだ。獲物はカニ(ワタリ蟹)浮きを入れてカゴを三つほど入れている所。その後ろに見えている種網干出装置は東隣の組合員4人組、昨年までは3人組だったが、今年は一人増えている。

 この船の使っている漁具はカゴ漁、これは、この地域では許可が無い。したがって漁船登録していても許可の無いものは“密漁”になる。罰金は高くつくぞー
10月13日 写真の紹介 種網を干し上げている所を写している。その上にカモメが休んでいると言いたいが網が乾かないのだ、おまけに飛び立つ時に糞をしてくれる。糞がかかった所のノリは当然死んでしまう。
 このカモメを追い払うと、また反対側に飛んで行き網の上でご休憩、ここまでおいで状態、問題だらけの海。その上に関電と姫路市下水の被害。この両者は“大きな嘘”当然責任は重大なものがある。

ノリの生長状況は早い網は15細胞になって二列に分かれる前だと思う。同じ日に入れた網で8細胞の網もある。この違いは冷凍庫に入れる時に2細胞の網と単細胞の網があった。この違いが出ているのではないか・・・
もう一つ。今年も密漁の船が現れている。明日写真を公開
10月12日 台風20号の進路が分かるまで残りの網は冷凍庫の中困ったものだ。たぶん来ないと思っているが他の方も中止の構え
10月11日 今日はお知らせが多い。始めに張った種網の細胞数が5細胞から3細胞になってきました。まだ干出は与えていません。明日から。他県の情報は、宮城県は肉眼で見えている。また、有明海は6日、7日に最秒を開始と海苔タイムスに載っています。
 今日、この海の栄養塩データが入った。
 白浜地 7.4
 白浜沖 6.6
 多くなっていたが東播磨も増えているこの倍までは行きませんがDIN11まで増えています。
水温が下がって鉛直混合が起きたのかも?海水のサンプルを採る時間帯と言うより満ち潮の半ば過ぎだと数字が高くなるのがこの浜の特徴だ。引き潮になると関電の温排水が流れてくるその時は確実にすうじが低くなる。この原因が「海水を電気分解して塩素を採る時にアンモニア態窒素が減少する」これは専門家の間では常識の事で調べるような問題ではないそうです。この所を平成11年に関電に抗議したが、答えは「窒素は採っていません」で済ませています。私はこの時に「化学反応で減っているやろ」と言いましたが「それは違います採っているのはNACLO、次亜塩素酸」この時の録音テープはこのホームページに音声ファイルで貼り付けています。聞くにはこちらこのページはデータ量がかなり多いです。
減らしているとは一度も関電は言っていません。つまり嘘をついている。また、この年に捏造したデータも提出しています。(この話はまた後に・・・)

 今日11時から3組合長に呼び出され覚書に判をつけと言われて、付いてしまった。姫路市に要望書を提出するから、私に、提出以降姫路市に勝手に抗議をしないと言う内容の覚書だ。今まで私が勝手にしていたようです。おかしな話だが仕方が無いと思い了解した。もっと詳しく載せたいが今は辛抱する。これからの彼らの行動次第では全て公開することがあるかも・・・しかし分かっているのかな新聞に掲載できるよう言っても返事が無い何にも考えていないのが真相だろう。
10月10日 種網の張り込み開始280枚入れた。後二日で完了の予定。
 水温は24度台になっている。少し高いが気にしていたら張り込めない栄養塩が下がるまでに一日でも多く製品を作りたいこれが本音だ。今現在栄養塩が少ないが水温が下がってくると“鉛直混合”が始まるその結果海底付近にある栄養塩が水面に上がってくる。
 海底付近に栄養塩が多くある間は関電が減らす栄養塩量を上回っていると色落ちは起きない。鉛直混合は少しずつ起きるものではない。3メートルとか5メートル単位で起きているもっと大きく起きているかもしれないが西風が吹く間何回も鉛直混合を繰り返す。
(参考、夏の間に播磨灘の海底には10μgat/L程度溜まっているそうです。この情報は播磨灘を守る会の「海からの手紙」によるものです)
10月8日 今日は大阪湾の栄養塩データがメーリングリストで入ってきましたのでお知らせ。私の海とは大違いだ。関電、姫路市、どうしてくれる。いつまで、ほっかむりするゆもりだ。栄養塩(窒素、燐)の多い海はプランクトンが多い海と違うのか?専門家の方にお願いがあります。いい加減に本当の事を言ってください。お願いします。全て塩素が悪いと・・・
 10月6日調査
栄養塩
垂水沖 7.1
須磨沖 9.0
和田岬 7.0
ポーアイ 9.0
湾奥 16.2
大阪南港 72.0
堺 6.1
岸和田 4.5
関空 4.2
加太 5.2
由良 6.0
志筑 4.5
湾中央南 5.1
湾中央北 6.9
釜口(東浦町沖) 4.7
神戸沖 6.0
10月6日 種網干出装置の完成写真をアップ 今日現在の水温は25度を少し超えている。水素イオン濃度はPH8.1 遊離塩素は確認できません。結合塩素も同じ

 種網に張り込みは10日頃の予定
10月5日 報告、何とか種網干出装置は設置終了、一日に10台しか船に乗せられない。船に乗せた状態を公開します。左の写真をご覧下さい。

 また新聞記事も新しい情報がありましたので一枚アップしています。見るにはこちら(戻るにはブラウザの戻るでお願いします)
10月2日 今日は報告が多数あります。まず一つ目は、種網作りに必要なノリ網干出装置の設置に入りました。完成までには後3日かかるでしょう。完成したら写真を掲載します。
 二つ目は、兵庫県内であと二つの紫外線終末下水処理場が出来ていたことが分かりました。林崎と垂水と聞きました。
 三つ目は、香川県のある漁協組合が下水排水の残留塩素被害を国会議員さんにお願いをしたと聞きました。私の漁場と同じようにノリ流出被害があると言っていました。徳島と熊本も同じ事を言い出しているようです。このウエブページはかなり多くの方がご覧になっているのは確実です。(思ったよりも)
 私も官邸からはご返事は頂いています。環境省には話を振っているのも分かっています。だから大臣もお分かりだと思います。「そこを打った」「窒素、燐の削減も止まった」塩素が海を壊したとは言えませんからね。
 知らないのは私の地元3組合ぐらいです。お恥ずかしい限りです・・・
 
 その内、お世話になっている大学と私の関係と言うか接点について詳しくご説明をしょうと思っています。大学にご迷惑がかかるといけないと思うから・・・
10月1日 今日クレームがあったので誤解を解いておきます。29日のノリ研からのデータは、メーリングリストに加入しているので加入者には自動的に送られるものです。この説明の中で「関電の排水から離れるほど栄養塩濃度が高くなっているのは事実です」とコメントしているのは私の意見です。ノリ研のコメントではありません。あしからず・・・しかしデータはそのようになっています。
 話は変わります。姫路市下水局と関電が塩素についての考えが、いかにレベルが低いか分かって頂きたいので、レベルの高い話を一つご紹介します。
 昨年家島町が下水処理場を完成させています。この施設の殺菌方法は紫外線殺菌を取り込んで造っています。昨年、姫路市でも大塩の浜で終末下水処理場が完成しています。この施設の殺菌方法は確認していませんが、たぶん塩素殺菌だと思います。

 平成10年には明石市の、ある漁業組合長さんから「こちらは遅れているなー」と笑われていることも言っておきます。(地元3組合長達)私がノリの流出被害の話をしたときに、そのあくる年には姫路市に抗議しましたが、調査をしたが影響は無いと言って調査費を取られています。
 いまだに解決していません。姫路市は下水排水の改善よりノリの被害者に保障をしたほうが安上がりと考えているようです。それなら早く弁償しろ!! 結局は地元3組合が頼りないの一言だ馬鹿か?頭冷やせ・・・